AI関連ニュース

Google、生成メディア新モデル「Gemini Omni Flash」「Nano Banana 2 Lite」公開 — 動画1秒$0.10・画像4秒生成、低コスト高速でクリエイティブ量産へ

2026年7月1日(更新 2026年10月15日) MBI経済ニュース編集部

Google、生成メディア新モデル「Gemini Omni Flash」「Nano Banana 2 Lite」公開 — 動画1秒$0.10・画像4秒生成、低コスト高速でクリエイティブ量産へ

Googleが生成メディア新モデル「Gemini Omni Flash」(動画・音声)と「Nano Banana 2 Lite」(画像)を公開。動画は1秒$0.10で会話型編集、画像は約4秒生成。Figma・Manus・WPPが早期採用し、C2PA/SynthIDで来歴も担保。低コスト高速のクリエイティブ量産と価格圧力を解説。

スライド1

Googleが生成メディア新モデルを2本公開 — 狙いは「安く・速く」

グーグルが2026年6月30日、クリエイター向けの新しいAIモデルを二つ発表しました。ひとつは動画と音声をつくる「Gemini Omni Flash」、もうひとつは画像をつくる「Nano Banana 2 Lite」です。どちらも共通しているのは、高い品質を、これまでより安く、そして速く出すこと。動画も画像も、作るたびにかかるお金と時間を、ぐっと下げるのが狙いです。広告やSNSの素材を、大量に、しかも手早く用意したい現場にとっては、見逃せないニュースです。

スライド2

Gemini Omni Flash — 動画1秒10セント、会話だけで編集

まず動画の「Gemini Omni Flash」。注目は価格で、動画の出力1秒あたり、わずか10セント。同じ種類のモデルの中でも、かなり思い切った安さだとグーグルは説明します。さらにすごいのが「会話型編集」です。「キャラクターを入れ替えて」「カメラの角度を変えて」「照明を調整して」——そんなふうに、言葉で指示するだけで、映像を作り替えられます。音声もぴったり同期し、画面の中の文字も、動きがあっても読みやすい。すでに広告大手のWPPなどが使い始めています。きょうからパブリックプレビューとして公開されました。

スライド3

Nano Banana 2 Lite — 4秒で画像、FigmaやManusが採用

もうひとつの「Nano Banana 2 Lite」は、とにかく速さが武器。プロ品質の画像を、最短で4秒ほどで生み出します。アイデアを思いついてから形にするまでが速く、「思いつきの中にとどまったまま作れる」と早期利用者は評価します。前のモデルと比べて画質が上がり、世界の知識も豊かに。たとえば「スコットランドの高地」と頼めば、その土地らしい風景を正確に描けます。デザインツールのFigmaは、レイアウトを素早く試すために採用。Manus(マナス)というAIは、Webページやスライドの画像を自動でつくる仕組みに組み込みました。こちらは、きょうから本番利用できます。

スライド4

まとめ — 制作の「単価破壊」と、来歴を示す透かし

今回のポイントは二つです。一つ目は、お金と時間。動画も画像も、安く速くつくれるようになり、広告やSNSのビジュアルを大量に用意するコストが、はっきり下がります。これはアドビなど、競合サービスへの価格の圧力にもなります。二つ目は、見分けの仕組み。今回のモデルは、AIがつくったことを示す「SynthID」という透かしと、来歴を記録する「C2PA」という規格に対応しています。安く速くつくれる時代だからこそ、これはAI生成だと分かるしるしが、ますます大事になります。コストを下げる力と、信頼を守る仕組み。その両方を、セットで押さえておきたいところです。

出典・参考情報

関連する記事

MBI経済ニュース(MAGI BIZ INSIGHT)は、忙しい経営者・事業主のための経済ニュースメディアです。毎日の経済ニュースを要約し、動画と音声でも配信しています。

運営会社編集ポリシープライバシーポリシー免責事項お問い合わせ

© 2026 MBI経済ニュース