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信越化学工業、樹脂製品を値上げへ エチレン原料の調達困難が直撃

出典: Nikkei(日本経済新聞) ・ 2026年4月6日 MBI経済ニュース編集部

信越化学工業、樹脂製品を値上げへ エチレン原料の調達困難が直撃

塩化ビニル樹脂などで世界最大手の信越化学工業は2026年4月6日、主力の樹脂製品を値上げすると発表した。ホルムズ海峡閉鎖の影響で石油化学の基礎原料であるエチレンの調達が困難になっており、製造コストが急上昇しているためだ。値上げは建材・包装材・医療機器など幅広い川下産業に連鎖的な影響を与える見通しで、産業界全体でのコスト転嫁圧力が高まっている。

エチレンは原油や天然ガスから製造され、プラスチック・合成樹脂の基礎原料だ。ホルムズ封鎖によって中東産の石油化学原料が届かなくなり、国内の石油化学工場の稼働率が低下。信越化学工業は代替原料の確保を急いでいるが、価格上昇は避けられない状況だという。信越化学工業は日本国内だけでなく北米でも大規模生産拠点を持ち、国内外の供給最適化で影響を最小限にとどめることを狙う。

今回の値上げは、食品・建設・電機などへの波及が必至だ。食品大手がすでに包装コストの上昇で利益圧迫に直面するなか、化学品の値上げが加わることで製品値上げの連鎖が加速するとの見方が広がっている。日本政府は物価動向を注視しており、必要に応じた物価対策の検討に入る構えを示している。

キーワード:信越化学工業、樹脂製品、値上げ、エチレン、ホルムズ海峡、石油化学原料、プラスチック、製造コスト、包装材、建材

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