ニュース業界・トレンド
OpenAI、英国「スターゲート」AIインフラ計画を停止 電力高と規制強化が直撃

OpenAIは2026年4月11日、英国で進めていた人工知能(AI)インフラ計画「スターゲート」の実施を停止したと発表した。 停止の理由として、ホルムズ海峡封鎖に伴う国際的なエネルギー価格の高騰によるデータセンター運営コストの急増と、英国当局によるAI規制強化の動きを挙げた。同計画の推進を担っていた幹部も退任するとしており、データセンター整備計画は大幅な後退を余儀なくされる。
スターゲートは当初、アメリカ・イギリスをはじめ複数国でのAIデータセンター整備を想定した数兆円規模のプロジェクトとして注目を集めていた。しかし電力コストの急騰がデータセンター事業の経済性を根底から揺るがしており、アメリカでも一部施設の稼働延期が報告されている。英国の規制当局はAIモデルのトレーニングデータの透明性確保やエネルギー消費報告の義務化を強化する方向で検討を進めている。
今回の停止はAI産業全体のインフラ計画に影響を与える可能性がある。エネルギー安定化なしにはAIデータセンターの大規模展開は困難との見方が広がっており、日本の電力・エネルギー政策にとっても「AI誘致と安定電源確保」のバランスが重要政策課題として浮上している。