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マッサージ業の倒産が過去最多108件 大手チェーン台頭と人材難が中小を直撃

2025年度(2025年4月〜2026年3月)のマッサージ業・リラクゼーション業の企業倒産件数が過去最多の108件に上ったことが4月20日に明らかになった。大手チェーンの積極的な出店攻勢と、中小・個人店にとって深刻化する人材確保難が重なり、業界全体で経営環境が急速に悪化している。コロナ禍からの需要回復が一巡した後、競争激化がいよいよ淘汰の段階に入った形だ。
大手チェーンは省人化技術や会員制サブスクリプションモデルの導入で収益を効率化し、低価格でサービスを提供することが可能となっている。これに対し、中小店は差別化が難しく、施術者の採用・定着コストの上昇も重くのしかかる。さらにイラン情勢長期化に伴う物価高騰で消費者の節約志向が強まり、選別消費が加速している側面もある。
厚生労働省のデータによると、国内のあん摩マッサージ指圧師の有資格者数は増え続けているが、資格者の多くは独立より雇用を選ぶ傾向があり、中小経営者にとって人材コストの負担が増大している。倒産急増は業界構造の再編を促す契機ともなっており、M&Aや事業承継の観点からも今後の動向が注目される。