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シェブロンCEO「物理的供給不足が始まる・1970年代石油ショック級・アジアが最初に縮小」

シェブロン会長兼最高経営責任者(CEO)のマイク・ワースは2026年5月4日、ロサンゼルスのミルケン研究所討論会で「ホルムズ海峡の閉鎖により、世界各地で物理的な石油供給不足が始まる。経済はアジアから縮小し始める」と警告した。Reutersが報じた。世界の海上原油供給の約20%がホルムズ海峡を通過しており、その途絶の影響が米国を除く各地で実体経済に到達しつつあると指摘した。
ワースCEOは「商業在庫の余剰、制裁回避用のシャドーフリート向け原油在庫、各国の戦略石油備蓄が同時に取り崩されている。需要が供給に合わせて減るしかなく、経済成長は鈍化せざるを得ない」と述べ、ホルムズ閉鎖の影響規模を「1970年代の石油ショックに匹敵する可能性がある」と表現した。1970年代の2度のショック(1973年・1979年)はガソリン配給制と長蛇の給油列を生み、先進国経済を10年にわたり停滞させた。
アジアは中東原油生産・精製能力への依存度が最も高く、最初の打撃を受ける見込み。続いて欧州が影響を受け、ネット原油輸出国の米国は相対的に保護されるが、最終的には影響が及ぶとした。ワースCEOは「ロングビーチ港で湾岸からの最後の予定積み荷が荷揚げ中」と述べ、米国でも下流影響が顕在化する転換点を具体的に示した。日本の総合商社・化学・電力・海運各社にも同等の供給網リスクが及ぶ。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters