ニュース業界・トレンド
原油Brentが週間約9%安、ホルムズ海峡の通航正常化で供給懸念後退

原油価格が大幅な週間安に向かっている。国際指標のブレント原油は1バレル79ドル近辺まで下落し、週間で約9%の値下がりとなった。アメリカとイランの暫定和平合意を受け、ホルムズ海峡の通航が正常化に向かい、過去最大規模とされた供給ショックが和らいだことが背景にある。
ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の8月限は1バレル75ドル近辺で推移した。海峡で滞留していた原油を積んだ船舶が外洋へ出始めており、クウェートは原油生産の増産を開始すると表明した。サウジアラビアやアラブ首長国連邦、イラクなど主要産油国も停止していた生産の再開が可能となる見通しだ。
原油価格は中東情勢が緊迫した2月下旬以降の上昇分をほぼ消し去った。4月につけた4カ月ぶりの高値からは約38%下落しており、エネルギー価格の急落は世界各国のインフレ見通しと金融政策に影響を及ぼしている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg