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ENEOSがカナダ産原油を調達、ホルムズ海峡の供給不安で脱中東が加速

2025年以来となるカナダ産原油の日本向け出荷が始まった。船舶追跡会社Kplerのデータによると、Exxon Mobilが用船したマーシャル諸島船籍のタンカー「フリーダム・グローリー」が7月29日にバンクーバーを出港した。積載能力は75万バレルで、トランスマウンテン・パイプライン(TMX)経由の原油を積んでいる。買い手は日本最大の石油元売りであるENEOSとされる。
日本は2月にアメリカとイスラエルがイランへの攻撃を開始するまで、原油輸入の9割超をホルムズ海峡経由に依存していた。海峡の実質的な機能停止を受け、アジア各国は調達先の分散を急いでいる。TMXはアルバータ州からブリティッシュコロンビア州バーナビーの海上ターミナルまで日量89万バレルを輸送する能力を持ち、2025年第3四半期以降は稼働率9割近くで運転されている。
バンクーバーからの原油輸出に占めるアジア向けの比率は、2024年の約51%から今年は約77%へ上昇した。イランをめぐる戦争開始後、インド、マレーシア、シンガポールもTMX経由の原油購入を再開している。日本政府が7月30日に今年度成長率見通しを原油高を理由に引き下げた直後の動きであり、調達構造の転換が現実の商流として動き始めたことを示す。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Al Jazeera