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ボーイング、2025年受注でエアバス超え 7年ぶりの逆転

2025年通年の民間航空機受注において、アメリカのボーイングがヨーロッパのエアバスを上回り、7年ぶりに年間受注数で首位を奪還した。ボーイングは737MAXシリーズの品質問題やFAA(連邦航空局)による増産制限を受けて長期の低迷が続いていたが、2025年後半から安全体制の立て直しが進み、主力の737MAX10型の受注が回復した。
トランプ政権が推進する二国間通商交渉も追い風となっている。アメリカ製航空機の購入を関税交渉のカードとして活用する動きが複数国で見られ、中東や東南アジアからの大型発注が相次いだ。エアバスは依然としてバックログ(受注残)で優位を保つものの、納入遅延が続くA320neoファミリーの生産能力がボトルネックとなっている。
航空産業アナリストは、今回の受注逆転がボーイングの完全復活を意味するかはまだ不透明とみている。今後は737MAX10型の型式証明取得の進捗や、次世代中型機の開発計画が焦点となる。日本のエアラインにとっても機材選定に影響を及ぼす可能性がある。