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イラン戦争でヨーロッパにインフレ再燃リスク、天然ガス価格が急騰

イラン紛争の拡大により、ヨーロッパで新たなインフレ危機の懸念が急速に高まっている。欧州ベンチマークの天然ガス先物(TTF)は先週末の1メガワット時あたり30ユーロ台前半から60ユーロ超へと一時ほぼ倍増した。イランによるカタールのLNG生産施設への攻撃が報じられたことで、欧州向け供給不安が一気に広がった。
ユーロ圏の2月消費者物価指数は前年同月比1.9%上昇と、1月の1.7%から予想外に加速し、ECB(欧州中央銀行)の利下げ慎重姿勢を裏付ける結果となった。EU域内のガス備蓄率は約30%と前年を下回る水準にあり、ドイツは21.6%程度と特に低い。ロンドン・カレッジ・オブ・エネルギー・エコノミクスのアルシャンマリ氏は「現在の混乱が数週間から数か月続けば、小売りエネルギー価格にも大きな影響が及ぶ可能性がある」と警告した。
テレグラフ紙は、ホルムズ海峡を通じて世界の原油消費量の約20%、LNG貿易の約5分の1が通過しており、紛争が2週間を超えて継続すれば欧州はインフレ再燃のサイクルに入るリスクがあると分析している。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg / Euronews / The Telegraph