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イランがクウェートのミナ・アフマディ精油所を2日連続攻撃 湾岸エネルギー危機が深刻化

AP通信は2026年3月20日、クウェート国営石油会社(KPC)の発表として、同社が運営するミナ・アフマディ精油所がイランのドローンによる攻撃を受け、複数ユニットで火災が発生したと報じた。同精油所は前日(3月19日)にも攻撃を受けており2日連続の被弾となった。人的被害は発生していないが、安全上の理由から複数設備が操業停止となり、消火活動が継続した。ミナ・アフマディ精油所は1日当たり73万バレルの処理能力を持つ中東最大級の製油施設の一つで、クウェートの石油輸出の根幹を担う。
今回の攻撃は、イスラエルがイランの主要天然ガス施設「サウスパース」を爆撃したことへの報復として、イランが湾岸アラブ諸国のエネルギーインフラへの攻撃を拡大している流れの一環だ。AP通信によると、イランはクウェートに加え、カタールのLNG施設、バーレーン、サウジアラビア(アラムコ・エクソンモービル合弁製油所SAMREF)、アラブ首長国連邦の施設にも攻撃を展開した。
原油市場ではイランによる湾岸エネルギー施設への広範な攻撃を受けて価格が高止まりし、サウジアラムコの内部予測として「4月末までに破壊が続けば原油価格が1バレル180ドル超えとなる可能性がある」とWSJが報じた。世界的なエネルギー供給網の混乱は、停戦交渉なしには収束が見通せない状況となっている。