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中国の不良消費者債務が3290億ドルに、景気回復を脅かす

中国で消費者の債務不履行が拡大し、景気回復の足かせとなっている。クレジットカードから住宅ローンまで、不良化した個人向け融資が過去数年で急増し、不良家計債務は昨年21%増えて少なくとも2兆2200億元(3290億ドル)と過去最高に達した。調査会社ガベカル・ドラゴノミクスがまとめた。最大1億人の中国の消費者が個人債務の返済に苦しんでいるとされる。
当局が延滞・債務不履行の個人融資に関する統計の公表を停止したため、ガベカルは26行の財務報告などを分析して推計した。浙江大学金融研究所の分析によると、中国の金融機関が年間に処理すべき不良個人債務は2兆〜3兆元に上る可能性があるという。住宅市場の低迷と雇用不安が、家計の返済能力を圧迫している。
この問題は、世界第2位の経済大国を立て直そうとする習近平指導部の取り組みを脅かす、表面化しにくい危機となっている。消費者の債務負担が重いままでは個人消費の回復は見込みにくく、内需主導の成長戦略にとって大きな障害となる。投資家にとっては、中国の金融システムが抱えるリスクを見極める材料となる。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg