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(続報)IEA、過去最大1.82億バレルの石油備蓄放出を提案 原油は88ドルへ急落

国際エネルギー機関(IEA)は3月11日、イランを巡る中東戦争による原油供給の混乱を緩和するため、加盟国が保有する戦略石油備蓄から過去最大規模となる1億8200万バレルの協調放出を実施するよう提案した。タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。前日のG7エネルギー相会合が「備蓄放出には踏み込まず、IEAに検討を要請する」にとどまっていた中、IEAが具体的な数値を伴う提案に踏み込んだことで市場に安心感が広がった。
この報道を受けてニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI原油先物は急落し、一時1バレル88ドル台をつけた。直近の高値(イラン戦争勃発直後の119ドル超)から約25%の下落となる。IEAのビロル事務局長は「供給不足が現実化する前に市場に流動性を供給することが重要」との声明を出したとされる。
ただし、IEAの提案は加盟国の承認が必要であり、アメリカ、日本、EU各国が協調して備蓄を拠出できるかが焦点となる。また中東の戦闘が激化すれば備蓄放出の効果も限定的との見方もあり、実効性には懐疑的な声も根強い。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Times of India、Reuters