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米・インドネシア、新貿易協定を締結 エネルギーと重要鉱物アクセスを確保

アメリカとインドネシアは3月18日、エネルギー分野と重要鉱物の供給確保を柱とした新たな二国間貿易協定を締結した。協定の内容には化石燃料へのアメリカ側のアクセスと、インドネシアが豊富に有するニッケル・コバルト・リチウムなどの重要鉱物の供給保証が含まれている。ロイターが報じたところでは関連する貿易・投資案件の総額は約384億ドルに上り、両国の経済連携を大幅に深める内容となっている。
インドネシアのプラボウォ大統領は最近のワシントン訪問の成果として本協定の締結を評価している。トランプ政権にとっては、インドネシアが有する世界有数のニッケル埋蔵量へのアクセスを確保することで、エレクトリックビークル(EV)用バッテリーのサプライチェーンをアジアの友好国経由で構築する狙いがある。また化石燃料アクセスはエネルギー安全保障政策の観点からも重要視されている。
この協定は、アメリカが東南アジア諸国との経済的関与を強化するという観点からも注目される。インドネシアはASEAN最大の経済圏であり、同国との包括的な協定はアメリカの「インド太平洋経済フレームワーク(IPEF)」の実質的な推進力となりうる。日本にとってはニッケル・コバルトをめぐるサプライチェーン競争においてアメリカとインドネシアの結びつきが一段と強まる点が注目される。