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イランがホルムズ海峡の通航料に「暗号資産」を要求 石油企業が強く反発

イランがホルムズ海峡を通過するタンカーに対し、通航料として仮想通貨(暗号資産)での支払いを要求する方向で検討していることが2026年4月9日、英紙やイラン国内メディアの報道で明らかになった。日本経済新聞も同日これを報道した。1バレルあたり1ドル相当の暗号資産での徴収とも伝えられ、通航する船舶1隻あたり最大200万ドルに相当するという試算もある。
石油企業や船主団体からは国際法違反として強い反発が相次いでいる。国際海事機関(IMO)は「公海における航行の自由は国際法の根幹であり、通航料徴収は受け入れられない」との立場を取っており、欧米の主要タンカー運航会社も支払い拒否を示唆している。暗号資産での徴収という形態は、対イラン制裁の回避を狙ったものとの見方が市場では広まっている。
通航料要求が現実となった場合、石油タンカーの他海峡への迂回が加速する可能性がある。ホルムズに代わる代替ルートとして、アラブ首長国連邦のアブダビとオマーンを結ぶパイプライン活用が検討されているが、処理能力は限定的であり、中東からの原油供給正常化への道は依然として遠い。