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サウジアラビアの東西パイプライン、イランの攻撃後から完全復旧・日量700万バレル達成

サウジアラビアのエネルギー省は2026年4月12日、イランによる攻撃で損傷を受けていた東西パイプライン(アブカイク〜ヤンブー間)の完全なポンプ輸送能力が日量700万バレルで回復したと発表した。4月9日の攻撃で1基のポンプステーションが損傷し、日量70万バレルの輸送能力が失われていたが、サウジ・アラムコの技術者が短期間で復旧を完了させた。また、攻撃を受けたマニファ油田の生産も完全に回復したとしている。なおクライス油田については復旧作業が継続中だ。
同パイプラインはホルムズ海峡を迂回してアラビア半島を横断する唯一の大規模陸上輸送路で、2026年3月に日量700万バレル対応に拡張された経緯がある。アジア向け原油輸出の代替ルートとして世界的に注目が集まっており、今回の素早い復旧はエネルギー市場に一定の安堵感をもたらした。
ただしホルムズ海峡の全面開放なしには世界の原油需給を完全に満たすことはできず、市場では引き続き中東情勢と供給制約への警戒が続いている。日本へのエネルギー安定供給に向けた長期戦略の必要性も再確認されている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg