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中国の3月輸出が2.5%増に急減速 イラン戦争がAI輸出ブームを帳消しに

中国税関総署が14日に発表した3月の貿易統計によると、輸出額が前年同期比2.5%増にとどまり、1月・2月の21.8%増から急失速したことが明らかになった。市場予想(Bloomberg調査中央値で8.6%増)を大きく下回り、イラン戦争に伴うエネルギーショックと世界需要の鈍化がアジア最大の輸出大国の成長エンジンを直撃している構図が鮮明になった。
一方で輸入は27.8%増と2021年11月以来最大の伸びを記録した。原油・天然ガスなどエネルギー輸入のコスト急増が背景にあり、中国の貿易黒字は1・2月合計の2140億ドルから3月には大幅に縮小したとみられる。半導体などテクノロジー輸出はAIブームを受けて底堅さを維持したが、製造コスト上昇と海外バイヤーの購買力低下が打撃となった。
中国政府が2026年の成長目標として掲げる「4.5〜5%」の達成には、2025年の成功を支えた輸出主導型の成長が不可欠だが、HSBCのフレッド・ノイマン主任エコノミストは「中国の生産者は安価な代替財の供給者として存在感を増す可能性もある一方、購買力の低下という根本問題は解消されていない」と指摘。5月に予定されるトランプ大統領の訪中会談が転換点となるかが注目されている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg / Reuters / AP