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日本、イラン戦争以来初の中央アジア原油受け入れ INPEX経由

日本政府は5月11日、イラン戦争でホルムズ海峡が事実上閉鎖されて以降、初の中央アジア産原油が日本に到着したことを明らかにした。INPEXがカザフスタンのカシャガン油田およびアゼルバイジャンのアゼリ・チラグ・グネシュリ(ACG)油田の権益分から日本市場向けに振り向けた原油で、欧州向けスポット契約だった一部を国内卸売事業者向けに切り替えた。
中東情勢に伴う重要物資安定確保担当を兼務する赤澤亮正(あかざわりょうせい)経済産業大臣はサウジアラビアおよびアラブ首長国連邦の閣僚とオンライン会談を重ね、紅海・フジャイラ経由および喜望峰経由の代替ルートで日本への安定供給を要請してきた。日本は通常時、原油輸入の90%以上を中東に依存しており、その大半はホルムズ海峡を通過してきた経緯がある。
カシャガン油田は日量約43万バレル、ACG油田は日量約35万バレルの生産能力を持つ。カスピ海ルートを使った代替輸送は通常の20日から最大50日へと航行日数が延びるためコストは上昇するが、地政学リスクへの分散効果は大きい。日本政府は北米・中南米・アフリカからの調達も並行して進めており、5月中旬以降は備蓄追加放出20日分とあわせて供給安定化を図る構えだ。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters