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サウジアラビアの4月原油生産が日量632万バレル・1990年湾岸戦争以来36年ぶり最低水準

サウジアラビアは石油輸出国機構(OPEC)に対し、4月の原油生産が日量632万バレルへさらに65万1000バレル減少したと通知した。Bloombergが入手したOPEC事務局の5月月次報告書で明らかになり、戦前(2月末)の水準と比較して42%減、1990年湾岸戦争開戦時(イラクのクウェート侵攻)以来36年ぶりの最低水準となった。
OPEC加盟国全体では、3月の日量790万バレル減に続き4月にさらに170万バレル減少し、戦前比累計970万バレル減・30%超の生産崩落となった。イラクは生産を3分の1に絞り日量138万9000バレル、クウェートは4分の1に絞り60万バレルとなり、湾岸戦争以来の歴史的低水準。イランは制裁と地域軍事圧力の中で12%減の日量285万4000バレルへ低下した。
サウジアラビアはホルムズ海峡経由ではない紅海側のヤンブー港・ムアジズ港を介した代替ルートを稼働させ、アラブ首長国連邦はフジャイラ港経由のバイパスを活用しているが、両ルート合計の輸送容量は日量570万バレル程度に留まる。OPECは2026年の世界原油需要伸び率予測を日量138万バレルから117万バレルへ下方修正する一方、2027年は134万バレルから154万バレルへ上方修正し、戦争終結後の需要回復シナリオを示した。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg