ニュース国際・政策
中国で最優遇貸出金利の不意打ち引き下げ観測、通貨高が制約を外す

中国が今週発表する最優遇貸出金利(LPR)について、予想外の引き下げは排除できないとの分析が出ている。従来の中国は広範な景気刺激策に慎重だったが、今回の決定は形式的な手続きではなく実質的な判断の場になるとの見方である。
判断材料となっているのは7月の経済指標である。鉱工業生産、小売売上高、住宅価格、購買担当者景気指数がいずれも市場予想を下回った。加えて銀行貸出が記録的な減少を示しており、これは金利引き下げが直接的に効き得る領域にあたる。
引き下げを可能にしているのは通貨の強さである。人民元は対ドルで3年半ぶりの高値圏を維持しており、利下げが通貨安を招いて金融を不安定にするという通常の制約が外れている。中国人民銀行は基準値の管理という手段も保持しており、仮に人民元が急落しても対応の余地がある。市場が注目するのはむしろ時期で、年内の緩和自体は織り込まれているものの、経済が主題ではない10月の第5回全体会議を待ってからになるとの見方も残る。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:investingLive