2026/11/07の経済ニュース10選 - アメリカ株は週間2.7%安、原油は13%急落 植田総裁が物価の上振れリスクに言及
11月7日の経済ニュースです。アメリカ株は人工知能株が持ち直したものの、S&P 500は週間で2.7%下げました。原油は週間で13%を超える急落です。日銀の植田総裁は、物価の上振れリスクに触れました。
1. アメリカ株、S&P 500は週間2.7%安で昨年4月以来の下げ 人工知能の関連株は反発、Nasdaqは1.1%高
- S&P 500は週間2.7%安
- NVIDIAは2.8%高で反発
- 12月の利上げの見方が強まる
6日のニューヨーク株式市場で、人工知能の関連株が買い戻され、Nasdaq総合指数は1.1%高の2万4579.42で終わった。S&P 500は0.3%高の7376.86だったが、週間では2.7%下がり、昨年4月の関税の発表以来の大きな下げとなった。ダウ平均株価は237ドル(0.5%)安の5万1285.73ドルだった。APが伝えた。 前の2日間で大きく下げたNVIDIAは2.8%上がった。人工知能の基盤を手がけるIRENは決算が予想を上回…
2. 日銀の植田総裁、物価に「いくらかの上振れリスク」 国際通貨基金での講演、人工知能は人手不足の日本に追い風
- 物価に「いくらかの上振れリスク」
- 来年初めにかけて物価の伸びが高まる
- 人工知能は人手不足の日本に追い風
日銀の植田和男(うえだ・かずお)総裁は6日、ワシントンの国際通貨基金(IMF)の講演で、基調的な物価の上昇率は2%の目標の近くにとどまるとの見方を示した一方、「いくらかの上振れリスクがある」と述べた。Reutersが伝えた。 植田総裁は、エネルギーの関連の価格の上昇が消費者物価に表れ始め、来年の初めにかけて伸びが高まると話した。賃金は2%の物価上昇に見合う水準で伸びているとした。人工知能は日本の経済の需要を押し上げ、人手不足の日本は労…
3. サンフランシスコ連邦準備銀行のデイリー総裁、「さらなる利上げが必要」 人工知能株の急落は「痛みを伴うが秩序立っている」
- さらなる利上げが必要との見方
- 株安は「秩序立った見直し」
- 12月の利上げの見方が強まる
サンフランシスコ連邦準備銀行のデイリー総裁は6日、高すぎる物価の上昇を抑えるため、連邦準備制度はさらに利上げする必要があるとの見方を示した。CNBCのインタビューで述べた。Reutersが伝えた。 デイリー総裁は「さらに引き締める必要があると考えている」と述べ、時期と幅はまだ分からないとした。人工知能の需要の伸びを見直す動きでハイテク株が下がったことは、「痛みを伴うが秩序立った」価格の見直しだと話した。不安定な状況では情報を集め、段階…
4. アメリカの11月の消費者心理51.0、予想に反して改善 1年先の予想インフレ率は4.3%に低下
- 消費者心理は3カ月ぶりの高さ
- 1年先の予想インフレ率は4.3%
- 株を多く持つ人の心理は悪化
ミシガン大学が6日発表した11月の消費者信頼感指数(速報値)は51.0で、10月の48.0から上がった。市場は48.0で横ばいと予想していた。3カ月ぶりの高さだ。Bloombergが伝えた。 1年先の予想インフレ率は10月の4.7%から4.3%に下がり、8月以来の低さとなった。長期の予想インフレ率も3.5%から3.4%に下がった。ただ、株を多く持つ人の心理は5%悪化した。物価の高さで暮らしが苦しくなったと答えた人は約57%で、5月以来…
5. 原油が週間で13.2%安、2022年以来の下げ幅 イランとの戦争の終結に期待、ブレント原油は98ドル前後
- 期近の先物は週間で約13.2%安
- 2022年以来の大きな下げ幅
- イランとの戦争の終結に期待
6日のニューヨークの原油の先物市場で、ブレント原油は前日とほぼ変わらず1バレル98ドル前後で終わり、WTI原油は0.3%上がった。期近の先物は週間で約13.2%下がり、2022年以来の大きな下げ幅になった。Bloombergが伝えた。 アメリカの中間選挙で民主党が大勝し、トランプ政権がイランとの戦争の早期の終結を探るとの見方が広がった。イランが核開発の一部について話し合う姿勢を見せたとの報道もあり、価格は一時下がった。月曜からの値動き…
6. アメリカ、中国にプサンでの貿易合意の「即時」実行を要求 レアアースと農産物の購入、首脳会談を前に
- プサンでの合意の即時実行を要求
- レアアースと農産物の購入が焦点
- 首脳会談はシンセンのAPECで
アメリカのベッセント財務長官とグリア通商代表は6日、中国のホー・リーフォン副首相とオンラインで協議し、韓国のプサンで結んだ貿易合意を直ちに実行するよう求めた。Reutersが伝えた。Financial Timesも、アメリカが中国に警告したと報じた。 アメリカは、レアアースの供給と農産物の購入の約束を守るよう求め、実行を注意深く見守ると伝えた。中国側は、アメリカの最近の貿易の制限に強い懸念を示し、農産物の購入は関税の引き下げの合意を双…
7. 中国人民銀行、金の保有を24カ月続けて増加 10月は約25.8トン、価格の下落で買い増し
- 金の保有を24カ月続けて増加
- 10月は約25.8トンを買い増し
- 1〜10月は約129トン
中国人民銀行が7日発表した10月末の金の保有量は7830万オンスで、9月末の7747万オンスから83万オンス(約25.8トン)増えた。増加は24カ月続けてで、丸2年になった。Bloombergが伝えた。 金の価格は10月に約7%下がり、1オンス4000ドルを割り込んで月を終えた。中国人民銀行は価格が下がる中で買いを増やしており、1〜10月の買い増しは約129トンになった。保有量は約2435トンになった。 中国は、外貨準備をドル以外の資…
8. OpenAI、企業価値1兆2500億ドルで110億ドルを調達 当初めざした1兆5000億ドルを下回る
- 110億ドルを調達
- 企業価値は1兆2500億ドル
- データセンターの拡大は続ける
OpenAIが、企業価値を1兆2500億ドルとする資金調達の最初の分として、110億ドルを集めた。関係者の話としてBloombergが6日に報じ、Reutersも伝えた。 当初は最大300億ドルを集める目標で、企業価値も1兆5000億ドルをめざしていた。10月末には、目標を200億ドルに減らしたと報じられていた。ソフトバンクグループと、アラブ首長国連邦の投資会社MGXが出資した。人工知能の企業への投資家の熱は、この1カ月で冷めていると…
9. Microsoft、Oracleから人工知能の計算能力を借りる契約を縮小 古い世代の半導体で求める性能に合わず
- Oracleからの計算能力の借り入れを縮小
- 古い世代の半導体が理由
- クラウドの提携を見直し
Microsoftが、Oracleのクラウドから人工知能向けの計算能力を借りる取り決めを縮小していることが分かった。関係者の話としてBloombergが6日に報じ、Reutersも伝えた。数十億ドル規模のクラウドの提携を見直す一環だという。 Microsoftは契約を更新せず、ここ数カ月で借りていた計算能力を止めてきた。Oracleの設備はNVIDIAの古い世代の半導体を使い、Microsoftの求める性能に合わなくなったという。Or…
10. Groq、企業価値80億ドルでの資金調達を検討 3カ月で2倍超、人工知能の推論の計算を提供
- 企業価値80億ドルでの調達を検討
- 3カ月で2倍超
- 来年の売上高は8倍の見込み
人工知能の計算能力を提供するアメリカのGroqが、企業価値を80億ドルとする新たな資金調達を投資家に打診していることが分かった。投資家向けの資料をもとにBloombergが6日に報じた。 8月の調達時の企業価値は、3億5000万ドルの出資を受ける前で31億5000万ドルだった。3カ月で2倍を超える。Groqは昨年末にNVIDIAと200億ドルの技術の使用許諾の契約を結び、創業者らがNVIDIAに移った。今は人工知能の推論の計算を貸す事…