ニューススタートアップ・M&A・資本政策
仏製薬大手サノフィ、米ダイナバックスを22億ドルで買収 ワクチン事業を強化

フランス製薬大手サノフィは14日、アメリカのワクチン企業ダイナバックス・テクノロジーズを約22億ドル(約3500億円)で買収すると発表した。ダイナバックスは新型コロナウイルスワクチンの開発で知られ、次世代ワクチン技術の「アジュバント」に強みを持つ。サノフィはワクチン事業の競争力強化を目指す。
サノフィのポール・ハドソンCEOは「ダイナバックスの革新的技術を統合することで、パンデミックや季節性感染症への対応力を大幅に向上できる」と述べた。両社は共同でインフルエンザとコロナの混合ワクチンを開発しており、買収により開発スピードを加速させる狙いだ。
買収価格は1株あたり17.50ドルで、14日終値に対して約30%のプレミアムとなる。取引は規制当局の承認を経て、2026年第2四半期に完了する見込み。製薬業界では感染症ワクチン分野での再編が活発化しており、今回の買収も業界統合の一環とみられる。