ニュース業界・トレンド
米軍、イラン攻撃にAnthropicのAIを使用 トランプ氏の禁止令発出わずか数時間後

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は3月1日、アメリカ軍が2月28日のイラン攻撃において、AI企業AnthropicのClaudeモデルを使用していたと報じた。トランプ大統領が2月27日にAnthropicを「左翼的でウォーク」と批判し、連邦政府全機関に同社技術の即時使用停止を指示したわずか数時間後のことだった。
WSJの情報源によると、中東を管轄する米中央軍(CENTCOM)はClaudeを情報分析、標的識別、戦闘シナリオのシミュレーションに活用していた。1月のベネズエラ・マドゥロ前大統領拘束作戦でもClaudeが使われたことが先に報じられている。Anthropicは国防総省との間で「大量国内監視」と「完全自律兵器」の2用途を除く軍事利用を許可していたが、ヘグセス国防長官が「全ての合法的用途」での無制限使用を要求し、同社CEOのダリオ・アモデイ氏がこれを拒否して対立が激化していた。
完全な段階的廃止には最大6カ月かかるとされ、国防総省はOpenAIやイーロン・マスクのxAIとの代替契約を急いでいる。しかし軍関係者やAI専門家は、Claudeの代替は容易ではないと指摘しており、AIの軍事利用をめぐる倫理的議論がさらに加速する見通しだ。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Wall Street Journal / Outlook Business