ニュース業界・トレンド
湾岸空港閉鎖でアジア─欧州航空券が高騰、座席確保困難に
イラン紛争に伴う中東主要空港の閉鎖により、アジアと欧州を結ぶ航空券価格が急騰している。通常1日1000便以上を処理する世界最大の国際空港ドバイが4日連続で閉鎖状態にあるほか、ドーハやバーレーンのマナーマなど湾岸諸国の主要ハブも運航を停止しており、エミレーツ航空やカタール航空が就航する人気路線の座席供給が大幅に減少した。
キャセイパシフィック航空の香港─ロンドン線はエコノミークラスが3月11日まで満席で、片道約2705ドル(約42万円)からの高額運賃となっている。タイ国際航空のバンコク─ロンドン線も翌週まで完売状態で、台湾のエバー航空も欧州便の予約が急増したと発表した。北京─ロンドン間も通常1万元以下の往復運賃に対し、エアチャイナはビジネスクラスの片道5万490元のみの提供となるなど、異常な価格水準が続いている。
オーストラリアのフライトセンター・トラベルグループでは危機発生以降、問い合わせ件数が75%増加した。旅客は中国やシンガポール、北米経由の代替ルートに流れており、アジア太平洋航空協会のメノン事務局長は「中東全域が立入禁止区域で、航空会社の収益性が脅かされている」と語った。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters / The Japan Times