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中国依存6割のレアメタル—防衛装備品生産の深刻なリスク

日本の防衛装備品の製造に欠かせないレアメタルについて、必要量の約6割を中国に依存していることが改めて問題視されている。毎日新聞の報道によると、ミサイル誘導装置・レーザー機器・バッテリーなどに使われるレアアースやタングステン、インジウムなどの主要鉱物資源において、中国の輸出管理強化が日本の防衛産業サプライチェーンに重大な影響を与えかねないと専門家は警告している。
中国は2025年以降、一部レアアースやレアメタルの輸出規制を強化しており、日本の産業界も対応を迫られてきた。防衛省は代替調達先としてオーストラリア・カナダ・アフリカ諸国との連携を推進しているが、生産コストや輸送ルートの問題から中国代替は容易ではない。特にイラン情勢がホルムズ海峡の通行を不安定化させるなか、海上輸送への依存も新たなリスクとして浮上している。
日本政府は経済安全保障推進法のもとで重要鉱物の国内備蓄増強を進めているが、数年規模のサプライチェーン再構築が必要とされる。レアメタル問題は防衛産業だけでなく、電気自動車・半導体・航空宇宙産業にも直結する構造的な課題として、業界横断での対応が求められている。