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元MetaのAI研究者ヤン・ルカン氏の新スタートアップ、トヨタ系VCとNvidiaから10億ドルを調達

フランス出身のAI研究者ヤン・ルカン氏(Yann LeCun)が設立したスタートアップ「Advanced Machine Intelligence(AMI)」が、トヨタモーターのベンチャーキャピタル部門およびNvidiaから総額10.3億ドル(約8億9000万ユーロ)のシードラウンドを完了したことをルカン氏本人がNikkei Asiaに明らかにした。ルカン氏はMetaのチーフAIサイエンティストを務めた後に独立し、既存のLLM(大規模言語モデル)では実現できない「世界モデル(World Model)」の開発を目指している。
AMIは現実世界のシミュレーションや物理的因果推論を処理できるAIシステムの構築を目標とし、ルカン氏が「ChatGPTのような自己回帰型モデルでは知能の実現は不可能」と主張してきた持論の実証を試みる組織だ。トヨタグループのVCは自動運転や製造ロボティクスへの応用を視野に出資しており、Nvidiaは同スタートアップが将来的に自社チップを大量使用する顧客になるとの戦略的期待から参加したとみられる。
Bloombergも同日、ルカン氏の新スタートアップ資金調達をトップ記事で報じた。AI産業での高額シードラウンドが相次ぐ中、トヨタグループとNvidiaという製造業・半導体の2大企業が組んだ今回の出資は、AIの応用領域が自律型ロボティクスや物理世界へと移行しつつあることを示す象徴的な動きとして注目を集めている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事: Bloomberg、Nikkei Asia