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サウジアラムコCEO、イラン紛争でエネルギー国際会議CERAWeekを欠席

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのアミン・ナーセルCEOが、2026年3月下旬に米テキサス州ヒューストンで開催予定の世界最大規模のエネルギー国際会議「CERAWeek(ケンブリッジ・エネルギー研究アソシエイツ週間)」への出席をキャンセルし、サウジアラビア国内に留まる決断をしたと、CNBCやストレーツ・タイムズなどが3月23日に報じた。情報筋によると、ナーセルCEOはホルムズ海峡周辺の情勢悪化とサウジアラムコが直面するサプライチェーンや生産管理上の課題に対処するため、本国での対応を優先したという。
CERAWeekはエネルギー業界のトップ幹部、政策立案者、投資家が一堂に会する最重要会議の一つであり、今年はホルムズ海峡問題や世界的なエネルギー安全保障が最大のテーマになるとみられていただけに、サウジアラムコCEOの欠席は市場関係者に強い印象を与えた。サウジアラビアはホルムズ海峡を迂回するヤンブー港経由の代替パイプラインを活用して460万バレルの原油供給を試みているが、ホルムズ経由の大量輸送には遠く及ばないとされる。
今回の欠席は、中東最大の産油国の経営トップが依然として現地対応に追われていることを象徴しており、エネルギー危機の深刻さを改めて浮き彫りにした。世界の石油需給の安定化に向けた政治的・外交的取り組みが進まない中、産油国の実務対応が限界に達しつつあるとの見方も出ている。