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日本がマレーシアのデジタル・ハイテク分野への投資拡大方針、中東危機でASEAN経済連携を加速

日本政府が3月29日、マレーシアのデジタル産業およびハイテク分野への投資拡大に向けた新たな方針を打ち出したことがマレーシア国営通信社ベルナマの報道で明らかになった。中東危機による資源調達リスクが高まる中、日本はASEAN(東南アジア諸国連合)域内の経済連携を強化し、生産拠点や技術投資の多角化を加速する戦略を進めている。マレーシアはデジタル経済の発展において東南アジアの中核的な役割を担っており、日本の投資拡大はこの動きを後押しする構えだ。
マレーシアは半導体製造・電気電子産業で世界有数の拠点国であり、日本の半導体装置・材料各社のサプライチェーンと深く結びついている。特にアメリカの対中半導体輸出規制を受けた製造拠点の再配置が進む中、マレーシアは「チャイナプラスワン」戦略の受け皿として急浮上している。日本企業にとっては中東リスクの高まりによるエネルギーコスト上昇への対応として、省エネ・再生可能エネルギー分野でもマレーシアとの協力余地は大きい。
イラン戦争が世界のサプライチェーンや金融市場に打撃を与える中、日本は安全保障面での連携だけでなく経済・技術分野でもASEAN諸国との関係深化を急いでいる。インドネシアのプラボウォ大統領が同日から日本を公式訪問していることも踏まえると、日本は週明けにかけて東南アジアとの外交・経済外交を集中的に展開する局面にある。デジタル・ハイテク分野における日本とマレーシアの連携は、ポスト中東依存型の産業構造転換において象徴的な一手となりそうだ。