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モディ印首相とサウジ皇太子が西アジア危機を協議、開かれた輸送路確保と石油供給の安定を求める

インドのナレンドラ・モディ首相とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼首相が3月29日に電話会談を行い、ホルムズ海峡の実質的封鎖をもたらしているイラン戦争への対応について協議した。タイムズ・オブ・インディアによると、モディ首相は「石油・ディーゼル危機が世界規模で進行しつつあり、緊密な協調が不可欠だ」と述べて国際社会に一致した対応を求め、輸送路の開放的・安全な維持を強く訴えた。インドは石油輸入量の約4割を中東に依存しており、ホルムズ封鎖は同国のエネルギー安全保障に直接的な打撃を与えている。
会談の詳細は明らかになっていないが、両首脳は石油・エネルギーの安定供給に向けた共同の取り組みについて意見を交わした模様だ。サウジアラビアはヤンブーパイプラインを通じた代替輸出ルートを最大稼働させているが、インドへのルートは東側に回航する必要があり輸送コストが大幅に増加している。インドのナレンドラ・モディ首相は世界の主要産油国や消費国に対し、エネルギー危機の打開に向けた包括的な協議の場を設けるよう呼びかけており、サウジアラビアとの連携強化がその核心的な外交軸となっている。
インドは世界第3位の原油消費国であるとともに、中東から最も多くの石油を輸入するアジアの主要国の一つだ。米国が制裁の一時的緩和によってインドによるロシア産原油の購入を認める一方、イラン産原油へのアクセスが全面的に絶たれている状況で、インドは代替調達先の確保に奔走している。サウジアラビアとの協力強化は、インドが中東エネルギー危機を外交資産として活用し、地域の安定回復に向けた仲介的役割を模索する動きとも見られており、今後のモディ外交の焦点となる可能性が高い。