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サントリーHD、第一三共ヘルスケアを2465億円で買収・医薬品事業に再参入

サントリーホールディングスは15日、第一三共が保有するOTC(市販)医薬品子会社の第一三共ヘルスケアを買収すると発表した。買収額は2465億円の見込みで、2026年6月から段階的に株式を取得し、2029年6月までに完全子会社化する。第一三共ヘルスケアはロキソニン・ルル・ガスター10・ミノンなどの著名ブランドを持ち、2025年3月期の売上高は760億円規模だった。
サントリーHDにとって今回の買収は、国内酒類市場の成長鈍化への対応が主な狙いだ。若年層の酒離れが続く中、成長が見込めるセルフメディケーション(自己医療)分野を酒類・清涼飲料に次ぐ中核事業に育てる戦略を明確にした。一方、第一三共にとっては売却益をがん治療薬などの新薬研究開発に集中投資する資源再配分の機会となる。
飲料メーカーによる医薬品分野への大型参入として、2465億円は国内最大級の規模となる。サントリーHDはすでに機能性表示食品「ロコモア」などを手がけるサントリーウエルネスを通じて健康事業を展開しており、今回の買収で健康関連事業の事業規模が大幅に拡大する見通しだ。