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アメリカ産原油に買い殺到、空のタンカーが喜望峰〜メキシコ湾に大行列

ホルムズ海峡の閉鎖が長引くなか、日本・欧州・アジア各国のエネルギー企業がアメリカ産原油の調達を急拡大させており、アメリカ産原油を積むためのタンカーが世界各地から集結していることが明らかになった。日本経済新聞が4月17日に報じた。通常はアフリカ南端の喜望峰ルートを経由してカリブ海・メキシコ湾岸に向かうタンカーが大行列を形成しており、その総積載能力は日本の年間原油需要に匹敵する規模とも試算されている。
これはアメリカ産原油がホルムズ海峡ルートに代わる事実上のグローバル供給源となりつつあることを示している。アメリカのシェール生産者はこの需要急増を好機と捉え増産を検討しているほか、テキサス州やルイジアナ州の港では積み出しインフラへの投資が加速している。南米・西アフリカからの代替供給も活発化しており、世界の石油フローが抜本的に組み替えられつつある。
日本も国際協力銀行を通じたファイナンス支援や長期契約の締結を急いでいるが、輸送距離が大幅に延びることで運賃コストの上昇は避けられず、国内ガソリン・軽油価格への上昇圧力が続いている。現在のガソリン補助金は1リットルあたり約50円規模に達しており、財政負担も膨らむ一方だ。