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メキシコ、日本に原油100万バレル輸出へ──シェインバウム大統領発表、エネルギー「脱中東」へ一歩

メキシコのシェインバウム大統領は4月23日(現地時間)の定例記者会見で、高市早苗首相と電話会談した結果、メキシコ産原油100万バレルを日本に輸出することで合意したと発表した。日本経済新聞の報道によれば、供給開始時期は早ければ2026年7月で、高市首相とシェインバウム大統領が21日に行った約20分の電話協議で具体化した。日本は原油輸入の9割以上を中東に依存しており、ホルムズ海峡の事実上の封鎖が長引く中で調達先の多角化を急ぐ。
メキシコは1日あたり約180万バレルの原油を生産し、国内精製で消費される分を除き40万~50万バレルを輸出に回している。シェインバウム大統領は「過去にも日本に輸出したことがあり、自国精製に使われない余剰分を供給する」と説明した。電話会談ではエネルギー供給を含む幅広い分野での協力強化でも一致しており、中東情勢の危機に対応する二国間連携が一段と深まる。
100万バレルという規模自体は日本の日量需要の約3分の1相当にとどまり、中東からの供給減を全て補うには程遠い。ただし、メキシコからのシーレーンは太平洋経由でホルムズ海峡を通過せず、エネルギー安全保障上の意義は大きい。政府は備蓄の放出や中央アジア諸国からの調達拡大も並行して進めており、アメリカ、オーストラリア、メキシコなど複数の供給源を組み合わせた新たなエネルギー外交が本格化している。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Nippon.com(時事通信配信)