ニューススタートアップ・M&A・資本政策
CATL、香港でH株50億ドル増資完了・グローバル拡張へ香港2026年最大の株式発行

中国の電気自動車向け電池最大手Contemporary Amperex Technology(CATL)は4月28日、香港証券取引所でH株6,238万株をHK$628.20で発行し、HK$392億(50億ドル)の資金調達を完了した。香港証券市場における2026年最大の株式発行となり、世界的に見てもGalderma Group(2025年3月の62.6億ドル)に次ぐ今年第2位の規模となる。
発行価格は前日終値HK$675.50に対して約7%ディスカウントで、提示レンジの下限での決定だった。これを受けてCATL香港上場株は28日の取引で8.5%下落した。同社は2025年5月の香港上場(HK$263)以来、株価が約157%上昇しており、機関投資家による発注は約1時間で全枠に達した。経営陣による株価高水準を活用した戦略的な追加調達という性格が鮮明である。
調達資金の使途は、ハンガリー工場を含むグローバル新エネルギー事業の生産能力拡大、ゼロカーボン事業の研究開発、運転資金などに配分される。直近のQ1業績は純利益が前年同期比48.5%増の207.4億元と急拡大しており、Tesla・BMW・Volkswagen・Xiaomi・Nioを顧客とするポジションが業績面でも明確に効いている。投資家にとっては、世界の電池産業の供給網が中国企業中心に再構築される中で、CATLが資本コストを最大限活用してグローバル拠点拡張を加速する局面に入った点が重要な含意を持つ。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:CNBC / Reuters