ニューススタートアップ・M&A・資本政策
大林組、ウェンブリー建設の英Multiplexを6.5億ドルで買収

ブルックフィールド・ビジネスは6月18日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムを手がけた建設会社Multiplexを、日本の大林組に6億5000万ドルで売却することで合意したと発表した。大林組はオーストラリア、イギリス、カナダでの建設事業を拡大する狙いだ。取引は規制当局の承認などを経て、2026年9月から第4四半期に完了する見通し。
契約条件によると、ブルックフィールドは取引完了時に5億3000万ドルを現金で受け取り、残りは将来の業績に応じたアーンアウト方式となる。大林組はイギリスの持ち株会社の全株式を取得し、Multiplexを完全子会社化する。Multiplexはウェンブリー・スタジアムのほか、世界各地で大型建設プロジェクトを手がけてきた実績を持つ。
日本の建設大手による海外M&Aは、国内市場の成熟と円安を背景に、海外での成長機会を求める動きの一環だ。大林組は2027年3月期の連結業績への影響について、現時点で精査中としている。今回の買収は、オーストラリアや英国の建設市場への足がかりを強化する戦略的な一手と位置付けられる。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg