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欧州、ガス在庫20年ぶり低水準で冬入りへ 価格上振れリスク拡大

出典:OilPrice.com ・ 2026年8月28日 MBI経済ニュース編集部

欧州、ガス在庫20年ぶり低水準で冬入りへ 価格上振れリスク拡大

欧州が過去約20年で最も低い水準の在庫を抱えたまま冬を迎えようとしている。中東での戦争によりカタール産の液化天然ガス(LNG)がホルムズ海峡に阻まれ、欧州とアジアのガス価格が急騰したためだ。欧州のガス貯蔵率は現在およそ63%にとどまり、この時期としては5年平均を大きく下回っている。オランダはEU加盟国で初めて貯蔵目標の未達を警告した。

欧州の指標となるオランダのガス取引拠点(TTF)の価格は今月2023年以来の高値を付け、北西欧州のLNG価格も3年ぶりの高値となった。期近の価格が期先を上回る状態が続いたため夏場の積み増しが進まず、需給の余裕は失われている。オランダの金融大手INGは、11月1日までに貯蔵率75%という下限目標の達成すら難しく、強制的な買い付けが価格の上振れ要因になると指摘した。

調査会社Wood Mackenzieは7月末の時点で、欧州がエネルギー危機の領域に近づいていると警告した。スポット価格は6月中旬から50%上昇している。イギリスでは規制当局が10月から12月の家庭向け料金上限を4%引き上げ、冬の初めに3年ぶりの高水準となる見通しだ。欧州のガス消費は2021年比で10%から15%減っているものの、電力コストの上昇は製造業の競争力に直結する。

この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:OilPrice.com

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