2025/11/24の経済ニュース10選 - トランプ外交と円相場動向

2025年11月24日 MBI経済ニュース編集部

2025年11月24日の経済ニュースでは、トランプ大統領がウクライナ和平協議に進展の期待を示し、円相場は156円台後半で推移しています。また、米国株式市場は大幅反発し、Alphabet株が最高値更新を記録する中、ドイツのIfo指数が予想外の低下を示すなど、世界経済の不安定な状況も浮き彫りとなりました。

1. 米ロが水面下で28項目のウクライナ和平案を策定、ウクライナ・同盟国は排除される形で交渉

国際・外交 ・ 出典:Bloomberg

トランプ米政権がウクライナに対し突然提示したロシアとの和平案は、数週間にわたる水面下での米ロ間交渉の産物であったことが明らかになった。この交渉はトランプ大統領のウィトコフ中東担当特使とロシアのプーチン大統領の経済特使キリル・ドミトリエフ氏との間で行われ、ウクライナやその欧州同盟国、さらには一部の米政府高官さえも排除された形で進められていた。 10月にフロリダ州マイアミで両特使が会談し、28項目からなる和平案が策定された。一方、23日に…

2. 米中首脳が電話会談、習近平氏が台湾問題の重要性を強調しトランプ氏の訪中招待

国際・外交 ・ 出典:日本経済新聞、Bloomberg

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が24日夜、約1時間にわたり電話で協議した。韓国での対面会談以来となる直接対話で、習氏は台湾問題を巡る中国の原則的立場を説明し、「台湾の中国への復帰は戦後国際秩序の重要な構成部分だ」と強調した。中国国営新華社通信によると、トランプ氏は「米国は台湾問題が中国にとっていかに重要かを理解している」と述べたという。 習氏はトランプ氏に対し、来年4月の北京訪問を正式に招待し、トランプ氏はこれを受諾。さらに習…

3. FRBウォラー理事が12月利下げ支持を表明、労働市場への懸念を理由に

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は24日、12月9〜10日に予定される次回FOMC会合での利下げを支持すると明言した。FOXビジネス・ネットワークのインタビューで「二大責務の観点から見ると、主に労働市場を懸念している。次回の会合では利下げを支持する」と述べた。 ウォラー氏の発言を受け、FF金利先物市場における12月利下げ確率は約70%まで上昇した。前週には一時50%程度まで低下していたが、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁…

4. 米国株が大幅反発、S&P500は6週ぶりの上昇幅を記録

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg、CNBC

4日の米国株式市場は続伸し、主要3指数がそろって上昇した。S&P500種株価指数は1.55%高の6,705.12で終了し、6週間ぶりの大幅上昇を記録。ナスダック総合指数は2.69%高と5月12日以来の上げ幅で22,872.01で引けた。ダウ工業株30種平均も202.86ドル(0.44%)高の46,448.27となった。 株高を牽引したのはテクノロジー銘柄で、特にAlphabet(グーグル親会社)株は前週発表した最新AIモデル「Gemi…

5. 新潟県知事が柏崎刈羽原発の再稼働容認を表明、東電原発として福島事故後初

規制・税制・政策 ・ 出典:Bloomberg、日本経済新聞

新潟県の花角英世知事は21日、記者会見で東京電力柏崎刈羽原子力発電所6号機と7号機の再稼働を容認する方針を表明した。県民への丁寧な説明や安全性向上など7項目について国の対応が確約されれば「新潟県としては了解することとしたい」と述べた。2011年の福島第一原発事故後、東電管轄の原発が再稼働するのは初めてとなる。 花角氏は判断に対する県民の意思確認のため、自身の信任・不信任を県議会に諮る意向も示した。県議会は12月2日から22日に開催予定…

6. ドイツIfo景況感指数が予想外に低下、企業は景気回復に期待持てず

経営・戦略 ・ 出典:Bloomberg

ドイツのIfo経済研究所が24日発表した11月の企業景況感指数は、期待指数が90.6と前月の91.6から低下した。市場予想は横ばいの91.6だったため、予想外の悪化となった。一方、現状指数は小幅に改善したものの、全体として企業の景気見通しに悲観的なムードが漂っている。 Ifoのフュースト所長は「企業は現状をやや前向きに捉えているが、近い将来に景気が回復するとの期待はほとんど持っていない」と指摘し、特に製造業の見通しが「大きな打撃」を受…

7. Alphabet株が最高値更新、Gemini 3への絶賛レビューでAI競争優位を確立

業界・トレンド ・ 出典:Bloomberg、CNBC

米Alphabet(グーグル親会社)の株価が19日以降急騰を続け、取引時間中の最高値を更新した。18日に発表した最新AIモデル「Gemini 3」が高い評価を受け、変化の激しいAI業界で競争力を維持できるとの期待が高まっている。株価は一時6.9%高となり、9月初旬以来の上げ幅を記録。24日も買いが継続し、週間で12%以上の上昇となった。 アナリストからは「絶賛レビュー」が相次ぎ、ロバート・W・ベアードは「Gemini 3はGPT-5が…

8. 円相場は156円台後半で推移、米利下げ期待でドル買い圧力が緩和

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg

25日朝の外国為替市場で円相場は対ドル156円台後半で推移した。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者から12月利下げを支持する発言が相次いだことで追加緩和期待が高まり、円売り・ドル買い圧力が和らいでいる。前週には一時157円台に下落する場面もあったが、週明けはやや円高方向に戻している。 野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは「日本銀行の12月利上げ期待は盛り上がっておらず、介入を警戒しながらもドル・円は高止まりしやすい地合いだ…

9. 高市首相がトランプ大統領と電話協議、日米の緊密な連携を確認

国際・外交 ・ 出典:日本経済新聞

高市早苗首相は25日、トランプ米大統領と約25分間の電話協議を行った。協議後、首相官邸で記者団に対し「日米間の緊密な連携を確認できた」と強調した。電話はトランプ氏からの申し入れによるもので、日米同盟の強化やインド太平洋地域が直面する情勢・諸課題について幅広く意見交換したと説明した。 トランプ氏は24日に習近平国家主席と電話会談しており、その内容について高市氏に直接説明があったという。高市氏は台湾問題についてトランプ氏とやりとりしたかに…

10. トランプ大統領がウクライナ協議進展の可能性を示唆、SNSで発言

国際・外交 ・ 出典:Bloomberg

トランプ米大統領は24日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、ウクライナとの和平協議について「何か良いことが起きつつあるかもしれない」とコメントした。米ロ間で水面下の交渉が進められていることを示唆する発言として注目を集めている。 この投稿は、23日にスイス・ジュネーブで米国とウクライナの交渉担当者が「建設的に、集中して、互いに敬意を示しながら」協議し、「更新され整理された和平の枠組み」を策定したとの共同声明発表を受けたも…

日刊ニュースまとめの一覧へ

MBI経済ニュース(MAGI BIZ INSIGHT)は、忙しい経営者・事業主のための経済ニュースメディアです。毎日の経済ニュースを要約し、動画と音声でも配信しています。

運営会社編集ポリシープライバシーポリシー免責事項お問い合わせ

© 2026 MBI経済ニュース