2026/05/03の経済ニュース10選 - 片山財務相介入コメント控え警戒継続
2026年5月3日の経済ニュースでは、高市首相がベトナムでの演説を通じて「自由で開かれたインド太平洋」構想の刷新を表明し、その後オーストラリアを訪問することが重要な話題となっています。また、OPECプラスによる原油増産やクウェートのフォースマジュール宣言など、国際経済にも影響を与えるニュースが盛りだくさんです。
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1. 高市首相、ハノイ大学演説で「自由で開かれたインド太平洋」構想の新時代向け刷新を表明
高市早苗首相は5月2日、ベトナム訪問中にハノイ大学で演説し、安倍晋三元首相が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」構想を新たな時代に向けて刷新する方針を表明した。「自由と開放性、多様性、包摂性、法の支配に基づく国際秩序」の維持を訴え、特定国への過度な経済依存に警鐘を鳴らした。サプライチェーンの強靭化、海上交通路の安全確保、宇宙開発、通信インフラ協力を重点分野に位置付けた。中国外務省のリン・ジエン報道官は同演説について「陣営対立を煽動す…
2. 高市首相、ベトナム首脳と会談・エネルギー安全保障と重要鉱物で協力深化を約束
高市早苗首相は5月2日、ベトナム共産党書記長兼国家主席のトー・ラム氏との首脳会談で、エネルギー安全保障、重要鉱物資源、人工知能、半導体、宇宙開発の各分野で協力を深化させることに合意した。中東危機とホルムズ海峡封鎖が続く中、安定したエネルギー調達網の構築が日本側の最優先課題となっている。会談では南シナ海紛争の平和的解決の重要性を再確認し、安全保障協力の強化でも一致。両国は技術、気候変動対応、通信に関する6つの協定に署名した。日本はベトナ…
3. 高市首相、本日からオーストラリア訪問・希少金属とLNG協力強化、日豪基本協定50周年首脳会談へ
高市早苗首相は5月3日からオーストラリアを訪問する。5月4日にキャンベラの議会議事堂でアンソニー・アルバニージー首相と首脳会談を行い、日豪基本協定締結50周年の節目を踏まえた両国関係の包括的強化を協議する。焦点となるのは希少金属(レアアース)、LNG、石炭、食料、防衛協力の各分野。日本はLNG輸入の約4割、石炭輸入の約6割をオーストラリアに依存しており、ホルムズ海峡封鎖の継続により対豪エネルギー依存度はさらに高まっている。中東情勢の不…
4. 片山財務相、サマルカンドのADB総会で為替介入「現時点でコメントできる立場にない」
片山さつき財務大臣兼金融担当大臣は5月3日、ウズベキスタンのサマルカンドで開幕したアジア開発銀行(ADB)第59回年次総会の場で記者団に対し、為替介入の有無について「財務大臣として現時点でコメントできる立場にない」と述べた。同時に「投機的な動きがしばらく続いている」と警戒感を表明し、口先介入を継続した。4月30日にドル円が160.72円まで急落した直後、当局は推定約5.4兆円(約345億ドル)規模の円買い介入を実施したとBloombe…
5. Berkshire新CEOエイベル氏、年次総会で日本5大商社株を「主要な柱」と再確認
Berkshire Hathawayの2026年年次総会が現地時間5月2日、米国オマハで開催された。今年1月に最高経営責任者(CEO)に就任したグレッグ・エイベル氏は、日本の大手商社5社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅)への投資を「Berkshireの主要な柱」と位置付け、長期保有方針を改めて強調した。これら5社株はApple、American Express、Moody's、Coca-Colaに並ぶ「コア4」を超える…
6. Berkshire Hathaway第1四半期、営業利益18%増・現金保有3974億ドルで過去最高更新
Berkshire Hathawayが現地時間5月2日に発表した2026年第1四半期決算は、営業利益が前年同期比18%増の113.5億ドル、純利益は2倍超の101億ドルとなった。保険引受利益が28.5%増と業績を牽引した。期末の現金・短期米国債保有額は3974億ドルに達し、2025年第3四半期に記録した3816億ドルの過去最高を更新した。一方で純株式売却額は241億ドルとなり、買い越し額160億ドルを大きく上回り、株式市場へのスタンス…
7. OPECプラス、ホルムズ封鎖下でも6月に3カ月連続の増産方針・日量18万8000バレル
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国で構成するOPECプラスは5月3日、6月の原油生産を日量18万8000バレル増産することで合意する見通しとなった。Reutersが関係筋情報として報じた。3カ月連続の増産で、2月28日のホルムズ海峡封鎖発生後では3回目の引き上げ判断となる。決定は5月1日のアラブ首長国連邦(UAE)のOPECプラス離脱表明後、初の主要供給判断でもあり、サウジアラビア、イラク、クウェート、アルジェリア、カザフスタン、ロ…
8. シカゴ連銀グールズビー総裁「最近のインフレデータは悪いニュース」・利下げに慎重姿勢
シカゴ連邦準備銀行のオースタン・グールズビー総裁は5月2日のCNBCインタビューで、「最近のインフレデータは悪いニュースだ」と述べ、追加利下げに慎重な姿勢を示した。3月の個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比3.5%上昇と高止まりし、第1四半期PCEは年率4.5%上昇を記録したことを受けた発言。連邦公開市場委員会(FOMC)は4月30日の会合で政策金利の据え置きを決定したが、内部対立は1992年以来最大規模で、議長のジェローム・パ…
9. Kuwait Petroleum、4月原油輸出ゼロでフォースマジュール宣言・1991年湾岸戦争以来初の事態
クウェート国営石油会社Kuwait Petroleum Corporation(KPC)は4月の原油輸出量がゼロとなり、フォースマジュール(不可抗力)を宣言した。月間輸出量がゼロとなるのは1991年の湾岸戦争でのイラク軍占領期以来初で、ホルムズ海峡封鎖の長期化が世界の原油供給市場に直接的な打撃を与えていることを浮き彫りにした。クウェートの通常原油輸出量は日量約200万バレル規模で、その全量がホルムズ海峡経由のため、海峡封鎖の影響を最も…
10. 韓国政府、ホルムズ海峡多国籍連合への参加で複数選択肢を本格検討
韓国政府は5月3日、ホルムズ海峡封鎖を巡る多国籍連合への参加について複数の選択肢を本格検討に入ったことを明らかにした。The Korea Timesが報じた。具体的にはアメリカ主導連合と、イギリス・フランス主導連合のいずれに加わるか、もしくは独自展開とするかが検討対象となっている。韓国海軍はチョンヘ部隊の中東派遣実績があるが、現行の活動範囲をホルムズ海峡まで拡大するには国会承認と作戦規則改定が必要となる見通しだ。韓国は原油輸入の約7割…