ニューススタートアップ・M&A・資本政策
OpenAI、Thrive Holdingsに出資 エンタープライズAI展開を加速

ChatGPTを開発する米オープンAI(OpenAI)は12月1日、同社の主要投資家であるスライブ・キャピタル(Thrive Capital)傘下のスライブ・ホールディングス(Thrive Holdings)の株式を取得したと発表した。今回の提携では、OpenAIが現金を拠出するのではなく、自社のエンジニアリング、研究、製品チームをスライブ・ホールディングス傘下の企業に派遣し、その対価として株式を受け取る「スウェットエクイティ」方式が採用された。
スライブ・ホールディングスは2025年4月に設立されたプライベートエクイティ型の投資会社で、AIによる変革の恩恵を受ける企業を買収・運営している。今回の提携では、まず会計およびITサービス分野に焦点を当て、これらの業務プロセスへのAI導入を加速させる。OpenAIのブラッド・ライトキャップ最高執行責任者(COO)は「最先端のAI研究と実装を組織全体に迅速に展開し、企業の働き方や顧客対応を変革する」と意義を説明した。
ただし、この取引はOpenAIがコアウィーブ(CoreWeave)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などインフラパートナーへの出資を相次いで行う中で発表されており、AI業界における「循環的取引」への批判が強まっている。OpenAIの主要投資家が設立した企業にOpenAIが出資するという構造は、投資家やアナリストから相互依存関係を懸念する声を招いている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg / CNBC / OpenAI