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ビットコイン急落、一時8万3000ドル台に 円キャリー巻き戻し懸念広がる

暗号資産市場が12月2日の取引で急落し、ビットコインは一時8%安の8万3824ドルまで下落した。年初来の下落率は9%余りに達し、借り入れを伴うポジション約10億ドル(約1550億円)相当が強制清算された。イーサリアムも一時10%安の2719ドルに沈み、暗号資産市場全体に売りが広がった。
急落の背景には、日本銀行の植田和男総裁による12月利上げ示唆発言がある。日本国債利回りの上昇を受けて、円キャリートレード(低金利の円で借り入れ、高利回り資産に投資する手法)の巻き戻しが加速する可能性が市場で意識され、リスク資産全般への売り圧力が強まった。CoinExのアナリストは「円キャリートレードの巻き戻しが仮想通貨を含む世界のリスク資産を圧迫する傾向がある」と指摘した。
米国の現物ビットコインETFからは過去1カ月で約46億ドルが流出しており、投資家心理の悪化が鮮明になっている。ビットコインを大量保有するストラテジーは同日、今後の配当支払いに備えて14億ドルの準備金を設けると発表したが、市場の不安払拭には至らず、同社株は一時12%下落した。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg