ニューススタートアップ・M&A・資本政策
Paramount Skydance、Netflix対抗で約1080億ドルのWarner Bros. Discovery敵対買収に着手

米Paramount Skydanceは8日、Warner Bros. Discovery(WBD)に対し、1株30ドル・総額約1084億ドル(約16.8兆円)規模の敵対的買収提案を発表した。これは12月5日にNetflixがWBDと合意した827億ドルの買収案を上回るもので、メディア業界史上最大級の争奪戦となっている。
Paramountの提案は全額現金で、NetflixがWBD株主に提示した「現金23.25ドル+Netflix株4.50ドル相当」を約18億ドル上回る。エリソン家、RedBird Capital、サウジアラビアのPIF、カタール投資庁などが資金を裏付け、Bank of AmericaやCitigroup、Apollo Global Managementから540億ドルの融資枠も確保している。
Paramountは買収が成立すれば、年間30本以上の劇場公開映画を約束するなど、映画館チェーンへの配慮も示している。NetflixによるWBD買収が成立すれば、世界のストリーミング市場の約4割を握る巨大プラットフォームが誕生するため、独占禁止当局の審査が長期化する可能性がある。WBD取締役会は両提案を精査する方針を示しており、年内の決着は困難との見方が広がっている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:TechCrunch / Bloomberg