ニュースマーケット・相場観
米国債利回りスティープ化が進行 2年-30年債格差が4年ぶり大きさに

米国債市場でイールドカーブのスティープ化(傾斜化)が進行している。2年債と30年債の利回り格差は16日に約4年ぶりの大きさとなり、債券トレーダーは長期債より短期債を選好する戦略でポジションを積み増している。
背景には、根強いインフレと堅調な経済成長がある。市場では来年のFRB利下げが少なくとも2回になるとの見方が反映されている。一方、11月の失業率が予想外に上昇するなど、強弱入り交じる経済指標に景気の先行きは読みづらくなっている。
18日には11月の米消費者物価指数(CPI)が発表予定で、複数のFRB当局者の発言も控えている。FRBは12月会合で3会合連続の利下げを実施したものの、2026年の利下げは「1回のみ」との見通しを示しており、市場との間で見方の乖離が続いている。CPIの結果次第では、債券市場の変動が一段と大きくなる可能性がある。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg