ニュースマーケット・相場観
利上げでも円安進行、市場は植田総裁講演を注視

日銀が19日に政策金利を0.75%へ引き上げたにもかかわらず、外国為替市場では円安が進行し、ドル円相場は一時157円台後半まで下落した。植田和男総裁の会見が追加利上げに慎重と受け止められたことが要因だ。
日米金利差は2022年3月以来の小ささに縮小しているものの、円安傾向に歯止めがかからない状況が続く。片山さつき財務相は20日未明、「行き過ぎた動きには適切な対応をとる」と述べ、為替介入の可能性を示唆。市場では日本政府による実弾介入への警戒感が高まっている。
専門家の間では「実質金利がなおマイナス圏にあり、高市早苗政権の積極財政と相まって円安圧力が継続する」との見方が広がる。日銀は今後、経済情勢だけでなく為替動向も意識した政策運営を迫られそうだ。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:日本経済新聞