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独フォルクスワーゲン、中国市場から段階的撤退 EV販売不振で戦略転換

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は15日、中国市場での事業を段階的に縮小する方針を発表した。中国の電気自動車(EV)メーカーとの競争激化で販売が低迷しており、2030年までに中国での生産能力を現在の約400万台から250万台に削減する。欧州と北米市場に経営資源を集中させる戦略転換を図る。
VWは長年中国を最大市場としてきたが、比亜迪(BYD)や上海汽車などの現地メーカーがEV市場で急成長し、VWのシェアは2020年の19%から2025年には12%まで低下した。特にEV分野では価格競争力で劣り、販売台数が計画を大きく下回っている。
この決定により、VWは中国国内の3工場を閉鎖し、約1万5000人の雇用削減を実施する。中国事業の営業利益率は1%以下に落ち込んでおり、抜本的な構造改革が不可避と判断した。欧州自動車産業にとって中国市場の重要性が低下する転換点となる可能性がある。