ニュースマーケット・相場観
日本取引所グループ、東証の取引時間を30分延長へ 2027年から実施

日本取引所グループ(JPX)は15日、東京証券取引所の取引時間を2027年1月から30分延長すると発表した。現在の午後3時終了を午後3時30分に変更し、海外投資家の利便性を向上させる。アジア市場での競争力強化と、グローバル投資家の東京市場への参加拡大を狙う。
延長される30分間は「イブニング・セッション」と呼ばれ、通常の取引と同様に株式の売買が可能となる。欧州市場の取引開始時間と重なるため、欧州の機関投資家がリアルタイムで日本株を取引しやすくなる。JPXは「時差の制約で日本市場へのアクセスが限られていた投資家層を取り込める」と説明している。
証券業界では延長に伴うシステム改修やトレーダーの勤務時間調整が必要となるが、大手証券各社は「グローバル化の流れに沿った前向きな変革」と評価している。東京市場の売買代金は近年、ニューヨークやロンドンとの差が拡大しており、取引時間延長が市場活性化につながるか注目される。