ニュースマーケット・相場観
円、155円台に下落 高市首相の円安容認発言で売り加速

円相場は2月2日の東京市場で1ドル=155円台まで下落した。高市早苗首相が選挙遊説中に「円安は輸出産業にとって大きなチャンスになりうる」と発言したことが円売りを誘発。加えて、トランプ大統領によるケビン・ウォーシュ氏のFRB議長指名もドル買い・円売りを加速させた。
高市首相は翌日、X(旧ツイッター)で「円高が良い、円安が悪いとは言っていない。為替変動に強い経済構造を作りたいと述べた」と釈明した。しかし市場では、首相発言が円安容認と受け止められ、輸出関連株が買われる一方、輸入コスト増への懸念も高まっている。
2月8日の衆議院選挙を控え、為替市場は政治的発言に敏感に反応している。日本銀行は1月の会合で政策金利を0.75%に据え置いたが、市場では2026年中の追加利上げ観測が根強く、円相場の先行きは不透明な状況が続いている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Nikkei Asia