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トヨタ、全固体電池の量産開始を2027年に前倒し──EV戦略を加速

トヨタ自動車は、次世代の全固体電池を搭載した電気自動車(EV)の量産開始時期を、当初計画の2028年から2027年に前倒しすると発表した。愛知県内の新工場で生産を開始し、初年度は年間1万台規模を見込む。全固体電池は従来のリチウムイオン電池に比べ、充電時間が3分の1、航続距離が1.5倍に向上するとされ、EV市場での競争力強化が期待される。
トヨタは2025年から全固体電池の試作を進めてきたが、技術的課題を克服し、量産体制の構築にめどが立ったという。佐藤恒治社長は「全固体電池の実用化により、EVの普及を一気に加速させる」と述べた。投資額は約5000億円に上り、サプライヤーとの協力体制も強化する。
競合他社も全固体電池の開発を急いでおり、日産自動車やホンダも2028年までの実用化を目指している。アナリストは「トヨタの前倒しが業界全体の開発競争を激化させる」と指摘。EV市場のパワーバランスが大きく変わる可能性がある。