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長期金利が約1カ月ぶり低水準、高市・植田会談で日銀利上げ観測後退

17日午前の国内債券市場で、新発10年物国債利回りが前日比0.030%低い2.165%を付け、1月中旬以来およそ1カ月ぶりの低水準となった。前日16日夕に行われた高市早苗首相と日銀の植田和男総裁の会談を受け、日銀が早期に追加利上げに踏み切るとの見方が後退し、国内債に買いが入った。
植田総裁は会談後、記者団に「一般的な経済・金融情勢の意見交換だった」と述べるにとどめ、利上げに対する首相からの注文については「特にありません」と回答した。日銀は2025年12月に政策金利を0.75%に引き上げており、市場では4月会合までの追加利上げを予想する声が多かったが、今回の会談を受けて利上げ時期が後ずれするとの観測が広がっている。
16日に発表された2025年10〜12月期のGDP速報値が年率0.2%増と市場予想(1.7%増)を大きく下回ったことも、早期利上げに慎重な姿勢を後押しする材料となった。為替市場では円相場が153円台前半で推移しており、金利低下を受けた今後の動向が注目される。