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漂流する円「もう安全通貨じゃない」、財務官が警戒姿勢継続

日本経済新聞が17日に報じた特集「漂流する円」によると、円相場の乱高下が続く中、財務省の三村淳財務官が円安への警戒を継続していることが明らかになった。三村財務官は12日午前、「一切ガードは下げていない」と発言し、円安けん制の姿勢を鮮明にした。この発言を受け、当日の円相場は153円近辺から152円台前半まで上昇した。
1月23日に159円20銭台を付けた後、アメリカ当局によるレートチェック(相場水準の確認)を受けて152円10銭台まで急速に円高が進むなど、円相場は短期間で大幅に変動している。かつて「安全通貨」とされた円の信認が揺らぎつつあるとの見方が市場関係者の間で広がっている。
高市政権の「責任ある積極財政」路線による財政拡張懸念や、日米金利差の縮小ペースの不透明さが、円の構造的な下落圧力として意識されている。為替市場では、日銀の利上げペースと財政政策のバランスが今後の円相場を左右する最大の焦点となっている。