ニュース経営・戦略
JPモルガン、全米で160超の支店新設・1万人採用へ 「ネットより店」の戦略

米銀最大手のJPモルガン・チェースが支店網の大規模拡大に乗り出す。2026年中に全米30州以上で160を超える新規店舗を開設し、消費者向け銀行事業で年末までに1万人超を新たに採用する計画を2月18日に明らかにした。現在約5000の支店を展開する同社にとって、積極的なリアル店舗投資となる。
ネットバンキングの浸透が進む中でも、新規口座の開設や金融商品の販売、資産運用の相談といった業務では対面の店舗が依然として有効であるとの判断が背景にある。同社はこれまでも支店網の拡張を段階的に進めてきたが、今回はその規模を大幅に引き上げる形だ。
アメリカの大手銀行ではデジタル化が進む一方で、富裕層や中小企業オーナー向けの対面サービス需要が根強い。JPモルガンの動きは、デジタルと実店舗のハイブリッド戦略が今後の銀行業の競争力を左右するとの見方を裏付けるものといえる。