ニュースマーケット・相場観
米GDP、10~12月期は年率1.4%増に急減速――政府閉鎖が約1ポイント押し下げ

アメリカ商務省が20日発表した2025年10~12月期のGDP速報値は、実質で年率換算1.4%増にとどまり、前期の4.4%増から大幅に減速した。市場予想の2.5~3.0%増を大きく下回った。2025年10~11月の連邦政府閉鎖が約1ポイントの押し下げ要因と分析されている。
個人消費支出は2.4%増と底堅さを維持したものの、前期の3.5%増からは減速。輸出は0.9%減と振るわず、政府支出も大幅に落ち込んだ。通年ではGDP成長率2.2%を記録し、2024年の2.8%からは鈍化した。ネイビー・フェデラル信用組合のヒーザー・ロング主任エコノミストは、政府閉鎖の打撃は一時的であり2026年初頭には反発する見込みとしつつも、長期の閉鎖は無害ではないと指摘した。
2026年初頭の回復期待は根強い一方、インフレ指標の高止まりとの「板挟み」がFRBの政策運営を難しくしている。市場では年内2回の利下げ観測が残るものの、物価圧力次第では先送りの可能性もあり、先行きの不透明感が続く。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:CNBC / 米商務省(BEA)