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日銀保有ETF、時価で100兆円の大台突破──売却開始も株高で膨張

日本銀行が事実上の株価下支えのために買い入れてきた上場投資信託(ETF)の保有残高が、時価ベースで100兆円を突破した。2月20日時点で102.3兆円程度に達したとみられる。日銀は2010年から約13年にわたりETFを購入し、2026年1月から売却に転じたが、処分ペースは簿価ベースで年間約3300億円と極めて小規模にとどまっている。
簿価は約37兆円で、売り切るには単純計算で100年以上を要する「100年計画」だ。一方、足元の日経平均株価が5万円台後半で推移する中、株価上昇による時価の膨張ペースが売却による減少を大きく上回っている。1月の売却実績は約53億円にとどまり、市場への影響は極めて限定的だった。
日銀の保有ETFは東証上場企業の時価総額の7%超に相当し、個人投資家にとっても無視できない存在だ。今後の株式市場の動向や日銀の売却ペース加速の有無が注目される。政界では保有ETFを「埋蔵金」として活用する議論もくすぶっている。